小さくて強い町づくり委員会 あさひや農場 関谷 航太さん 小さくて強い町づくり委員会のつくり方

「みんなで考える佐久穂の未来」は大盛況

関谷航太さん あさひや農場

関谷航太さん あさひや農場
佐久穂町在住 東京都出身
東京農業大学を卒業後、国内外で農業実習。
八ヶ岳中央農業実践大学校加工職員を経て1998年に
旧八千穂村で就農。
農業の師匠は、日本有機農業の第一人者金子美登さん。
平成27年2月15日に開催のイベント
「みんなで考えよう佐久穂の未来」実行委員長。

 2月15日に茂来館で開催した「みんなで考えよう佐久穂の未来」に於きましては、共催していただいた佐久穂町、佐久穂町商工会とJA佐久浅間の各青年部を始め、52の事業所と21の個人の協賛をいただき、250名近い町内外の方がご来場くださり、大成功の運びとなりました。まずはこの場をお借りして、ご賛同・ご参画いただいた皆様へ御礼申し上げます。

フリーマーケットや、スープの振る舞いがあって賑わう茂来館のエントランス。

 今回の委員会は、全くの私個人の「いろんな人と繋がりたい」という思いから立ち上げさせていただきました。東京から佐久穂町に新規就農して17年、地元の多くの方にお世話になり、地元の集まりや消防・農業仲間と懇意にしていただきました。今回はそういった地域や職種に限定されない繋がりを築こうと、フェイスブックを通じて今まで実際に会ったこともちゃんと話したこともない町の皆さんに、「面白いことやらない?」と今回の企てを投げかけたところ、迂闊にも「いいね!」と言ってしまった人が多くいたのが幸いし、実行となりました。

やりたい人が集まれる「軽さ」が重要だった

今回大切にしたかったのは、“やりたい人が集まる”ことでした。組織が始めにあって「今年もなんかしなくちゃね」というのではなく、地域も業種も生活時間帯も違う人間が「この指とまれ」で集まることに意義がありました。ですから用意したのは「重い」組織ではなく、誰もが参加できる「軽い」ネットワーク。規約もなければ総会もない、ただイベントに参加して楽しむ人のためのネットワークづくりがまず必要でした。誰もが参加可能なネット上のチャットで多くのことが決定し、必要に応じ電話会議や、少し大人数の意見を集約するならオンライン会議を開催。ほとんどが家にいながら、仕事の合間に進行しました。決まったことはネット上の議事録に記録し、いつでも誰でも参照できるようにしました。昼間働いている人はもちろん、役場の方、主婦の方にも参加して欲しかったので、この誰でも参加できる軽さは重要でした。

まずは温かいスープをどうぞ!
アメリカ発の「スープ」というイベントを参考に、和やかなスタート。

そのスープを作る料理教室。
ヒロッシーナの中山弘さんが教えてくれます。

 そして実際に集まって会議をする時は、それはもう会議ではなくネタの出し合いに終始しました。例えば、講演をしよう…>講演って硬くなるよね…>2月寒いし温かくしたい…>アメリカにスープっていうイベントが有るよ…>講演前にスープ出すの面白いね…>スープなら私に任せてもらおう…>というか、せっかくだから午前中スープ教室もしてだな…>ちょっと、もちろんスープの素材は我々佐久穂の農家の野菜をだ…>午前からやるなら昼にフリマもするべ…>フリマだけじゃなくて子供向けの遊びのスペースも…>それは白樺ちゃんも降臨願わねば…。そんな感じで、会議といえば本来、話をまとめるものなのに、どんどん話が拡がっていく。なおかつみんながそれぞれ農家から医者、土建業、飲食業、行政と別の職種の才能とやる気のある人なので、集金、広報、音響どんどん役割が決まっていく。会議とは本来、人に仕事を押し付けるもの(!?)のはずなのに!

さくほ豆運び選手権や磁石迷路など、
子供も楽しめる催しも。

それぞれが、それぞれの持ち場で力を発揮。

佐久穂町に、町の皆さんに感謝と賛辞を捧げたい

小さなお子さんから年配の方までたくさんの人が集まり、みんなで佐久穂の未来に思いをはせました。

小さなお子さんから年配の方までたくさんの人が集まり、
みんなで佐久穂の未来に思いをはせました。

 そうやってできたイベントが終わって、町の皆さんにお伝えしたかったのは、この町の凄さです。お世辞でもなんでもなく、事実として数字で示せる凄さなのです。そしてまた私達移住者の歴史も、この町でお世話になってきた人を繋いでいけば表せます。その感謝の意と賛辞をこの町に伝えたかった。だから、このコラムを書きました。当日ご参加できなかった方はその内容についてはユーチューブで配信されていますので、そちらをご参照いただければ幸いです。また今後について、イベントでもお話したように、大きさを問わず様々な面白いことをやって行きたいです。もちろん気負うこと無く、やりたい時にやりたい事を「この指とまれ」でやっていきます。指を上げるのは私達かも知れませんし、皆さんかもしれません。そういった時に楽しい仲間がさっと集まれるような町を作れればと思っています。今後とも皆さんと面白いことを企んでいく機会があることを望みます。ありがとうございました。

「みんなで考えよう佐久穂の未来」データ

開催:平成27年2月15日
場所:佐久穂町生涯学習館「花の郷・茂来館」
主催:小さくて強い町づくり委員会
共催:佐久穂町・佐久穂町商工会青年部・JA佐久浅間みなみさく青年部
協賛:25事業所 個人・21名
講演1:のらくら農場 代表・萩原紀行「小さくて弱い農業の生き残り術!!~佐久穂の魅力にどんどん気づく日々」
講演2:たなべ診療所 所長・田邉哲「夢見る小さな診療所 大きな夢を語る」
対談:萩原紀行、田邊哲、中山弘(ヒロッシーナ)
まとめ:あさひや農場 関谷航太
司会:高見澤義光、由井志織
開演前には中山弘さん(ヒロッシーナ)によるスープ作り教室が開催され、来場者に出来上りの温かいスープが配布された。
他にも佐久穂の恵みマーケット(特産品販売のフリマ)や子供向けレクリエーション、託児コーナーが設けられた。
来場者数 約230人
スタッフ数 26名 当日応援役場職員13名
アンケート回収 83名(町内6割、町外4割)
フリマブース数 13

「みんなで考えよう佐久穂の未来」一人目の講演者
のらくら農場・萩原紀行さん

二人目の講演者、たなべ診療所・田辺哲さん

小さな有機農家 あさひや農場〈WEBサイト〉 http://asahiyanoujou.jp/
〈ブログ〉 http://asahiyanoujou.jp/doblog/

八ヶ岳の麓の小さな有機農場より家族のための野菜をあなたのご家庭に宅配します。

あさひや農場では、北八ヶ岳山麓の冷涼な気候と日射量を活かし
農薬を使わず有機肥料のみで育てた旬の野菜セットを首都圏を
中心とした消費者に宅配で配達、販売している。

多くの農家がそうであるように、あさひや農場でも奥様の千晴さんが
農場主関谷航太さんを支える大きな力となっている。

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